OSAMPO!Days 歩いて見つけたかわいい&おいしいをご紹介。
-EDITORS BLOG-
大切に使いたい 日本の名品

ディテールまで美しい、ジャパンメイドの逸品

細部にまでこだわって丁寧に作られた日本製のアイテムは、機能的で美しい見た目も魅力。
お手入れをしながら、ずっと使い続けたくなるものばかりです。

長く愛用したい、才色兼備な日本製の本革バッグ

トーンオイルヌメ ポストミニショルダー
@土屋鞄製造所
/北館1F

以前、友人が着物に合わせていたのを見て、素敵だなと思っていたのがこのバッグ。
がま口を鞄にしたようなショルダーバッグは、昔の郵便配達員の鞄のデザインからインスパイアされたものだそう。「特徴はパカッと大きく開く口金で、この鞄用に特注したもの。細部まで美しく革を張り込んでいるところも職人の技術の高さだと思います」と、スタッフさん。
なめらかに開くので出し入れもスムーズで、内側のスエード素材も高級感があります。オイルを揉み込んだソフトな革は、使い込んでいくともっとやわらかくなるそう。和装からデニムまで、どんなスタイルでも格上げしてくれる、“日本の風格”を感じます。トーンオイルヌメ ポストミニショルダー55,000円/土屋鞄製造所

クラシカルでかわいい、がま口アイテムも

「同じ革のシリーズで、お財布もありますよ」と、スタッフさんがおすすめしてくれたのがこちら。
がま口の小銭入れを、収納たっぷりの札入れとドッキングさせたどこかレトロなデザインの長財布と二つ折り財布です。
この贅沢な手になじむ革の感触は、使っていても心地いいだろうな。本革らしいシボ感の表情は一点一点異なるんだそうです。トーンオイルヌメ がま口長財布27,500円、がま口ポケット財布22,000円/共に土屋鞄製造所
手のひらサイズの可愛らしい小銭入れは、プレゼントにしてもいいな。トーンオイルヌメ ミニがま口7,700円/土屋鞄製造所

ランドセルから始まった革専門ブランドです

土屋鞄製造所はランドセルのブランドとしてご存じの方も多いのでは?
こちらは大人向けのラインだけを扱う大阪唯一の直営店。天井の弓状のアーチは、カブセと呼ばれるランドセルのフタ部分をイメージしたものだとか。
落ち着いた雰囲気の店内には、ビジネス用バッグから革小物まで、ゆったりとディスプレイされています。
ふと目に入ったのが、ウィンドウディスプレイに展示されていたスイカ専用のバッグ(販売終了)。8枚のパーツはスナップボタンで開閉でき、機能性までも贅沢!こちらは「“運ぶ”を楽しむ」というテーマなんだそう。こういう遊び心、素敵ですよね。

土屋鞄製造所
北館1F
☎06-6467-8313
1965年創業の、ランドセルから始まった東京発ブランド。デザインから革の選定、国内工房での製作まで、一貫して自社でおこなう。ブランドマークは革を裁断する革包丁から。製品には、さりげなくそのマークが刻印されている。ランドセルは南館6Fの「土屋鞄製造所 童具店」へ。

日本古来の伝統色を使った限定モデルに注目!

プレザージュ セイコーブティック専用モデル
@セイコーブティック
/北館2F

日本が誇る時計ブランドの一つである、セイコー。
時計好きな先輩が「今年のセイコーブティック限定のモデルが出たらしい」と教えてくれたので、ショップに行ってみました。
プレザージュの「Sharp Edged Series」は、着物や帯の柄としても使われる麻の葉文様をダイヤルに施しています。今年の新色は、日本古来の伝統色“檜皮色”。落ち着いた赤茶色が大人な印象です。プレザージュ(SARF009)159,500円/セイコー
個人的に気になったのは、国産初のダイバーズウォッチとしても有名なプロスペックス。今年のブティック限定カラーは、1968年に発売されたモデルをベースにしたものです。プロスペックス(SBDC150)143,000円/セイコー

ブティックでしか買えない専用モデルをチェック

2020年に登場した「セイコーブティック専用モデル」は3ブランドで展開。それぞれコンセプトが異なるんです。
プロスペックスは、スポーツやアウトドアシーンに特化したブランド。1965年の国産ファーストダイバーズを現代の技術で復刻したマニアックなモデルは昨年登場したものです。プロスペックス(SBDC103)143,000円/セイコー
プレザージュは“日本の美意識”を発信するブランド。深みのある青緑色のダイヤルは昨年のモデルで、ベテランの琺瑯職人が手作りしたもの。めずらしい色が特徴で、シンプルなコーディネートのアクセントにもなりそうです。プレザージュ(SARW059)165,000円/セイコー
2012年に世界初のGPSソーラーウォッチとして登場したのがアストロン。世界中どこでもすばやく現在地の時刻を取得する人気シリーズです。ダークグレーのダイヤルカラーはこちらのモデルのみ。シックな雰囲気がかっこいいですよね。アストロン(SBXC051)231,000円/セイコー

レディスなら上品な印象のルキアがおすすめ

レディスでは、「ルキア」が最新モデルまでそろっています。
ディスプレイにあった「Japanese Beauty from GINZA(日本の素敵を銀座から)」という、ブティックのみで扱うシリーズを見せてもらいました。
「2020年のブランド誕生25周年を記念した特別なモデルで、「紅」「胡粉」「瑠璃色」など、ダイヤルに日本の伝統色を採用しているんですよ」とスタッフさん。おすすめは銀座の石畳を思わせる「青白橡(あおしろつるばみ)」という品格のあるグレーだそう。
シェルを使ったダイヤルは見る角度によって色が変わり、とてもきれいでした。ルキアSSVJ001(紅)、003(胡粉)、005(瑠璃色)各154,000円、006(青白橡)159,500円、008(桜色)165,000円、009(月白)275,000円(250本限定)/すべてセイコー

セイコーブティック
北館2F
☎06-6485-5271
グランドセイコーをはじめ、海外でも展開する主力コレクションのみを扱う専門店。今年は創業140周年のアニバーサリーイヤー。シルバーホワイト×ブルーのカラーリングの限定モデルが、主要ブランドから店舗限定で発売中。

靴にとことんやさしい、特別な仕上げブラシ

Boot Black FINISHING BRUSH
@Rifare
/北館1F

広島県安芸郡熊野町で伝統的な技法により製造される「熊野筆」。
最高級のメイクブラシとして有名ですが、こちらはその技術で作られた新しい靴用仕上げブラシです。通常の仕上げブラシは、やわらかい山羊の毛を使いますが、こちらは山羊の産毛と馬の尾先を混合して適度なコシをプラス。
スタッフさんによると「普通のブラシは最後に毛先をカットしますが、こちらは毛先を切らずに長さをそろえるだけ。非常に毛先が細かいので、クリームの粒子を革の毛穴までしっかり押し込んでくれます」。Boot Black FINISHING BRUSH 13,200円/Boot Black(コロンブス)
日本製のブラシは質がよく、ほかに刷毛専門店の老舗・江戸屋に別注したハンドメイドのものも。ケアの最初にホコリ落としのために使う馬毛ブラシとクリームを塗布した後に使用する豚毛ブラシ、この2本はシューケアの基本です。クリーニングブラシ馬毛9,900円、ポリッシングブラシ豚毛8,800円/共にBoot Black(コロンブス)

毎年完売する大本命ブーツはお早めに

いよいよ秋の到来で、早くもブーツが入荷しています。
リファーレの定番ブランドの筆頭、フラテッリ ジャコメッティのサイドゴアブーツは、毎年完売するという人気のブーツ。
「世界でもトップクラスのタンナーであるデュプイ社の“シャトーブリアン”という希少なカーフレザーを使っています。非常にキメの細かいこの革をシームレスで仕上げているため、履き込んだときのシワの入り方が美しいんですよ」と、スタッフさん。
今季は久々にブラウンも入荷したそう。レディスもあります。サイドゴアブーツ メンズ(ブラウン)117,700円、レディス(ブラック)100,100円/共にフラテッリ ジャコメッティ

シューケアならおまかせ

セレクトのインポートシューズのラインアップもさることながら、修理工房の技術にも定評があるこちら。
「大切な一足もここなら任せられる」と顧客も多く、さまざまなトラブルやリメイクの相談にも乗ってくれます。
シューケア初心者には木箱入りのセットも。週に1、2回履く靴なら月イチ程度のケアがおすすめだそうです。木箱入りのシューケアセット6,600円/Boot Black(コロンブス)
店内を見ていて気になったのが、スエード素材のバッグ。紙袋のような形状のこちらは「修理のときに持ってきてもらうイメージで作ったオリジナルのショッパーです。余った革を使っているので、色は店頭にあるもののみ。靴箱が入るジャストサイズですよ」と、スタッフさん。レザーショッパー5,500円/Rifare

Rifare
北館1F
☎06-6136-3799
インポートシューズをメインにセレクトする修理工房併設の靴店。メンズのドレスシューズではフラテッリ ジャコメッティとエンツォ ボナフェが充実。靴磨きは1,100円~、かかと交換メンズ3,520円~、レディス1,320円~

※2021年9月10日時点での情報でございます。
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